夜遅くに食べると太るのは都市伝説?!
ダイエットをしている人たちから
よく聞く言葉があります。
「夜遅くに食べると太るんでしょ?」
「だから20時以降は食べないようにしているんだよね」
自分もこの言葉を信じていた時期があり、
食べる時間が遅くなった時は
なるべく食べないようにしていました。
また「夜に食べると太る」とも
聞いたことがあったので、
朝と昼にたくさん食べて
夜はほとんど食べないダイエットをしていた時期もありました。
しかしそのダイエットをしてみて夜中におなかが減って起きてしまったことや
様々な疑問も浮かんだので実際はどうなのか調べてまとめてみました。
・都市伝説その1
動かないから余った
カロリーが脂肪になる
一見理にかなっているように思えますが、
寝ている間も人間は心臓を動かして、
体温を維持するのにカロリーを消費しています。
これが基礎代謝で、
ちょっとした運動よりも寝ている間の方が
カロリーを使っています。
つまり一日を通して
消費カロリー>摂取カロリー
になるほうが重要ということです。
・都市伝説その2
夜は代謝が落ちる
副交感神経(身体をリラックスさせる)の働きで
代謝が落ちた副腎皮質ホルモン(脂肪を燃やす)の分泌が少なくなるのが理由として挙げられますが、
そもそも食事が消化されるのにかかる時間は
お肉などがあると12時間以上かかることもあります!
つまり夜に代謝が落ちることが事実だとしても、
栄養が吸収されるのは朝か昼なので夜遅くに食べても影響がないのです。
都市伝説その3
DITが夜は少ないので太る
DITとは食事をするときに代謝が上がることです。
朝と夜では食事の代謝が夜の方が少ないから太りやすい?
一見そう思われるかもしれませんが、
実際に調べてみたところ、
体重50㎏の人を例にしてみてみると
朝型の人間の代謝と夜型の人間の差は11.2kcalしか変わりませんでした。
11.2kcalはどれくらいかというと
1分走った時の消費カロリーと
ほぼ同じです。
つまり
朝に食べようが夜に食べようが
ほとんど変わりません。
・結論
「夜遅くに食べると太る」は
都市伝説でした。
夜遅くに食べる人は3食+夜食など
一日を通してほかの人よりも多くのカロリーを
摂取して太っている傾向があるため
このような都市伝説が生まれたのだと思います。
消費カロリー>摂取カロリー
の原則を守れば太ることはないので安心してください。